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犬と塩分(3) 腎臓のはなし

あるサイトで、動物看護士と名乗る方が「犬猫に塩分は不要な理由」として「腎臓」のお話をして下さいました。

その方は、同じ職場の獣医師・動物看護士も同じ事を学んでいると言っています。


その内容は以下の通りです。

補足:
腎臓の機能的単位を「ネフロン」と言います。
ネフロンで濾過、再吸収、分泌、濃縮が行われ、原尿が作られていくようです



ネフロンのおよその数は以下の通りなので、
人より犬は少ない、
塩分を処理するには負担がかかる。

人間 200万個
犬 80万個
猫 40万個

猫はさらにネフロンが少ないので
猫はさらに塩分が不要。

以上です。


この事に対し次のように意見しました。
ネフロンには2種類(皮質ネフロン・傍髄質ネフロン)あり、
働きの内容も違い、その割合は動物種間で異なる。

ネフロンのトータル数だけで比較するのは間違っているのではと。

ですが、そんな事は知らず、信用できないと言うばかりでした。


その方は犬の必要塩分量はナトリウム50mg/kg、
塩分に換算して0.127g/kgです。

そうであれば、その塩分量で足りているデータを見せて下さいと
申し出ましたが、データはなし。


その後、色々と調べてみましたがネフロンの数だけではなく
腎臓の大きさ・髄質の厚さ等々・・も考慮しなければならないようで、
いくつか犬猫に関連した情報も見つけました。

心腎連関
http://www.hiro-vet.or.jp/learning/pdf/magazine-h2707/P003-005.pdf
こちらには
「ヒトとイヌの腎臓は構造が似ているが猫は解剖学的に構造が異なる.」
とあります。


日生研株式会社の学術情報では、
http://www.jp-nisseiken.co.jp/science_info/navac_pdf/navac_pig_038.pdf

「ヒトも豚と同様に尿の最高到達尿浸透圧は低く、ヒトも多くの水分を必要とします。また、海水の浸透圧がヒトの最高到達尿浸透圧とほぼ同じくらいですので、ヒトは海水を飲んでも、水分としては利用できません。犬の最高到達尿浸透圧が2,400mOsmで海水のほぼ2倍濃いので、海水を飲んでも利用できるのかもしれません。猫はさらに濃くて3,100mOsmあり、かなり濃い尿ですので、猫のオシッコは臭いと言われますが、尿濃縮能力は高い動物と言えます。」

これはどういう事でしょうか?


こういう事を説明出来るのが獣医であって欲しい・・・

ですが、多くの獣医はネフロンの数だけでしか判断していない事が分かったのです。

これは、学んだ獣医が悪いのではなく、
こういう事しか教えていない側・免許を与える側に問題があるように思いませんか?


20161202.jpg


つづきます。

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犬と塩分(4) 獣医療の危険性

前回の記事に登場した動物看護士は、ドッグフードを食べていれば塩分不足にならないと思い込んでいました。
ナトリウム組成割合0.06%のドッグフードでも大丈夫と。


では、この夏実際に起こった姪っ子のポメ(小太郎)について記述していきます。

8月15日の記事では、嘔吐をすると書いています。
8月15日の記事

1日1度、嘔吐する事3日。
姪っ子が血液検査までしたけど、
炎症反応が少しあるくらい。
食欲もあまりないので、
風邪かな??



小太郎は5歳。ドッグフードを与えて育ち、
目の周辺に異常が出たりした事もあり、今年に入り手作り食にしました。

7月中旬からはパオちゃん達と同じメニューを与えてきたので
塩分は1.5g/日(当時の体重5kg、現在4kgほど)を継続していました。


今回の結論を先に書きますと
塩分不足による消化不良(野菜等)です。

塩分を与えても細胞に浸透するまでに時間がかかる為か、
直ぐに消化力がつくものではありませんでした。


最初にかかった動物病院では
薬剤の投与等が行われましたが、
これらの処置により小太郎は命の危機にさらされました。
(この件は別途記載していこうと思います)

CIMG7414.jpg


結果的には
「塩分への理解がある別の動物病院」で、適正量の塩分が含まれた輸液のみで嘔吐は治りました。



獣医は、犬猫に対して人間の医者並みの医療知識がないと言われておりますし、
という医者と同じような表現が使われている為か、軽率に医療行為を行う事があります。

それが命を落とす危険性を含んでいることさえ知らずに。。


リンクの承諾は頂いておりませんが、、

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その日その時…母と息子
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犬と塩分(5) 塩分不足を知らない獣医療

小太郎がいつも食べていたドッグフードのナトリウム組成割合0.35%でした。

パオちゃん達よりもお水をよく飲むし
目ヤニも出ない。
血液検査上の異常もなし。

そんな小太郎が塩分不足による消化不良を起こしました。
もっともそれが分かったのは後々のことでした。


8月13日、血液検査の結果を見ると赤血球、ヘモグロビン等は正常。


嘔吐を繰り返し食欲も無いので、姪っ子に点滴を受けに行くよう言いました。

帰ってくると薬をもらってきた様子。

数日様子を見ていると、次第に下痢をするようになる。
食欲もますます無くなる。
実家から戻る2日前、再度点滴を受けに行く。

違う薬をもらってきた様子。

荷物の整理で忙しかったので当時の記憶はハッキリしませんが、
前日の19日は嘔吐・下痢がひどく、水も飲まなくなったので
再度点滴だけを受けに行くよう言いました。


CIMG7434.jpg



が・・・・・21時を過ぎても帰ってこない。


電話が通じると、獣医が無料で良いからレントゲンを取らせて欲しいと言い、
その結果、胃の中に異物がある事が分かったらしい。


小太郎は、
吐く為の強力な注射をされたが、何も吐かなかった。

その後に吐き気止めの薬か注射をされた。。


私は、犬に塩分の必要性を教えてくれた動物病院へ連れて行くつもりだったし、
その行為が尋常じゃないと思ったので、それ以上の事はせずに帰るよう指示。

その獣医は、
「朝まで預からせてもらえば
全身麻酔をして異物を取り出します」


とも言っていたらしいのですが、
もしそんな事をしていれば
小太郎の命はなかったかもしれません。。。


薬剤を処理するにはビタミンAが必要。
これは後々分かった事ですが、
小太郎にはもうビタミンAが足りていなかったのです。
・・・・


8月20日
塩分の必要性を教えてくれた動物病院を受診。

適正な塩分濃度の輸液1度のみで嘔吐は解消。

同時に、酸化したフードを食べていた事を指摘され、
ビタミン剤を含んだ輸液を受けることになりました。


8月20日の血液検査は異常値。

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↑この時、小太郎のご飯は
さつまいもとかぼちゃに多めの塩を入れたものだけでしたが
塩分(Na)は足りていたようです。


犬に塩分が足りていない事を知らない獣医・・・
これ程恐ろしい事はありません。


つづきます。。


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犬と塩分(6) 生死を分けた情報

ところで、
「犬に塩分が必要だと知っているであろう動物病院」が実家から通える範囲にありました。

しかし、姪っ子は
「今まで行っている動物病院は色々な機会も揃っていて、県外から勉強に来ている獣医もいるらしいよ。
それに、先生は熱心だし・・・」


と、自身を持って小太郎を病院へ連れて行っていました。


その獣医は実際に、小太郎が
「その後どうなったかを教えてほしい」
とまで姪っ子に言うほどの熱心さがあったのですから。。


しかし、、
もし、
私が、
大学病院部長さんのブログを知らなかったら・・・

それを信じていなかったら、、
取り返しのつかないことになっていたと思います。


「彼らに技術がなく知識がないのは仕方がないのです
それは彼らの責任ではありません・・・

教育を受けていないので、自分のできることを作り出して
要するに自分の守備範囲の病気を作り出して治療するということに
成らざるを得ない・・・

系統的な教育を受けていないので仕方が有りません・・・」


この意味が、動物看護士と名乗る方のネフロンの話でようやく理解出来ました。

それまでは、、
獣医は「犬に塩分がいると知っていてウソをついている方が大半」だと思っていました。。
知っていて、金儲けの為に黙っていると思われる獣医もいます。


いずれにせよ、
獣医に医学知識が無い事は、このブログで知っていたので
小太郎を動物病院へ預けないよう強く言えたのです。


大学病院部長が日本を斬る・・・・・・の?


また、このブログの存在を教えてくれたのは、
ある獣医なのです。




獣医学部を卒業した方は次のように教えて下さいました。

獣医師免許は大学で6年間勉強して試験に合格すれば、その後は2年に1回農林水産省に住所等を届け出ればずっと持ち続けることができ、全く不勉強な獣医師でも開業医を続けられてしまいます。


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犬と塩分(7) 元東京大学教授 獣医師のおかげです

犬に塩分はいらないと今年の初めまで信じ込んでいた私が、
パオちゃんに塩分を与える事、それはとても恐怖でした。


ですが、自分自身で塩分を与えて検査結果を見たり、
パオちゃんの様子を観察することで少しずつ恐怖心は和らいでいったのですが、
やはり元東京大学教授、現在は国立科学博物館の館長をされています
林良博先生(Wikipedia)の公開文書が心の支えとなりました。


その文書の講演の様子を記述している 新たな文書がありましたのでご紹介いたします。

そるえんす

こちらのページ番号11~にありますが、
ページ番号14から質疑応答の内容がございました。

会場とのやりとりの中で、一部抜粋していきますと、

人間の世界で「塩の過剰摂取による高血圧症」が問題になった50年以上も前に、イヌでも同様の実験が試みられました。その結果は、イヌにおいて高血圧症は一般的な問題ではなく、さらにイヌは塩の過剰摂取に対して生理学的な抵抗性があるというものでした。

人間でも遺伝的に食塩に対し感受性のヒトと非感受性のヒトがいますので、イヌの場合はその時実験に供したイヌが非感受性だったということです。
しかしイヌというのは人間の人種以上に多くの犬種に分かれていますので、ひょっとするとイヌの犬種の中には食塩に対する高感受性のものがいる可能性というのがありますので、そこだけは注意される必要があると思います。


まめは1日2gの塩分ですが、パオちゃんはその倍の4gを与えています。

3gですと、何というのか、目の様子等を観察していると足りないように思うのです。
もちろん野菜も与えています。


塩分の量について、多くの獣医は人の1/6や人ほど要らないという曖昧な表現をしますが、
林先生は次のように きちんと説明してくださっています。


NRCのデータに従えば、例えば60キロのヒトがどのくらい摂るかというので考えていくと、
平均的に言えばほぼ日本人とかドイツ人のように食塩を沢山摂っている人たちにイヌは近いだろうと思いんす。
むしろ、それ以外のヨーロッパの人達はもっと食塩の摂り方が少ないわけで、それよりも多い。
だから私達日本人と暮らしていて日本人並みの感じで良いのではないかと私は思っています。
ただ、体重を考えずに食塩を与えるととんでもないことになります。
例えば10キロのイヌは60キロの人の6分の1ですから、私たちと同じだけの「絶対量」を与えてはいけません。体重の比率で言ってください。



私自身が薄味傾向だった事、
パオちゃんが多くの塩分を必要とする事等を考慮して今はg数を量っています。


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つづきます。


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